【YouTube声優】 ヤシロこーいち・畑耕平に学ぶ|20代後半・30代から声優で生き残る3つの戦略

「20代後半から声優を目指すのは、もう遅いですか?」


そんな不安を抱えている人は少なくありません。

SNSを見れば、若くしてデビューする人、実力のある人、華やかに見える人が目に入ります。
すると、「今さら自分の居場所なんてないのでは」と感じてしまうのも無理はありません。

年齢が遅いこと自体が問題なのではなく、戦い方を知らないことが問題かもしれない ということです。

特に今は、アニメ声優の王道ルートだけがすべてではありません。
YouTube漫画動画、ナレーション、宅録案件、SNSを通じた直依頼など、声の仕事につながる入口は昔よりも広がっています。

この記事では、20代後半・30代からでも声の仕事を目指すための現実的な戦略を整理します。
キーワードは、オーディション頼みをやめること、SNSで指名されること、引き出しの多さを持つこと です。

目次

YouTube声優 ヤシロこーいち・畑耕平が語る「30代から声優は遅いのか」

結論から言えば、30代から声優を目指すのは簡単ではありません。
ただし、それは「もう不可能」という意味ではなく、若い人と同じ戦い方では厳しい という意味です。

アニメ声優を目指す場合、養成所や事務所オーディションが大きな入り口になります。ですが社会人の場合、仕事との両立で日程調整が難しかったり、年齢制限に引っかかったり、若い人が有利な空気を感じたりすることもあります。

実際、ヤシロこーいちさんと畑耕平さんも、年齢が上がってから王道ルートだけで勝負するのは現実的に厳しいと語っていました。

ヤシロさん

特に「有名になりたい」「アニメで目立ちたい」という思いが強い場合、年齢が上がってからの挑戦はかなり難易度が高いのが現実です。

ただ、ここで大事なのは、声で有名になりたいのか、声で生活したいのか を分けて考えることです。
この2つは似ているようで、実は全然違います。

アニメ声優として大きく売れたいなら、若さや所属事務所の条件が強く影響します。
一方で、声の仕事で収入を得たい、宅録やナレーションで食べていきたい、副収入を作りたいという方向なら、戦い方は大きく変わります。

つまり、20代後半や30代からでも、狙う場所を変えれば可能性はあるということです。

戦略1|オーディション頼みをやめて実績ベースで勝負する

ヤシロこーいちさん・畑耕平さんが語られていたのがこの考え方です。
それは、オーディションありきの思考から抜け出すこと でした。

声優を目指す人の多くは、まず「養成所に通う」「事務所に入る」「オーディションを受ける」という流れを思い浮かべます。もちろん、それは昔からある王道ルートです。
ですが社会人や年齢が高めの人にとっては、このルートだけに絞るとかなり苦しくなります。

なぜなら、急なオーディション日程に対応しにくいからです。
しかも、仮に所属できても、必ずしも仕事があるわけではありません。大手事務所に入ったからといって、すぐに現場に出られるわけではなく、所属していても仕事がゼロというケースもあります。

そこで必要になるのが、実績ベースで指名される人になる という発想です。

YouTube漫画動画や宅録ナレーションの世界では、過去の実績やボイスサンプル、ポートフォリオを見て
「この人にお願いしたい」と声がかかることがあります。
つまり、オーディションを通過することよりも、すでに見せられる材料を持っていることが重要になるのです。

このとき大事なのは、立派な実績が最初から必要ということではありません。
自分の音声サンプル、ナレーション例、演じ分けのサンプルなどを、まずは作品として用意することが第一歩です。

社会人にとって最大の資産は、若さや時間の多さではなく、経験値と信用 です。
どんな仕事をしてきたのか、どんな人柄なのか、どんな姿勢で取り組むのか。そうしたものを声と一緒に見せられる人は強いです。

オーディションだけに頼ると、どうしても「選ばれるのを待つ人」になります。
でも実績ベースで動けば、「自分で見つけてもらう人」になれる。
この差はとても大きいです。

戦略2|SNSと宅録を掛け合わせて指名される人になる

次に語っていたのは、SNSを使って指名される人になることです。

今は昔と違い、個人でも発信できる時代です。
以前なら、発信できるのは会社や事務所に所属する人が中心でした。
しかし今は、XやYouTube、音声投稿、短い動画などを使って、自分の声や活動を見せることができます。

これは声の仕事を目指す人にとって、とても大きな変化です。
なぜなら、「まだ実績がないから見てもらえない」時代ではなくなった からです。

もちろん、ただSNSをやれば自動的に仕事が来るわけではありません。
何も考えずに投稿しているだけでは、なかなか依頼にはつながりません。

畑さん

それでも、発信している人と、何も出していない人では土俵が違います。
声を聞かせる場がある人、活動の様子が見える人、プロフィールが整っている人は、それだけで
「この人に頼めるかもしれない」と思ってもらえる可能性があります。

たとえば、Xでナレーションサンプルを定期的に出す。
YouTubeで短い読み分け動画を上げる。
宅録環境や自分の得意ジャンルを分かりやすく紹介する。
こうした積み重ねが、営業の代わりになります。

さらに大事なのは、仕事につながりそうな相手に適切な距離感で認知されることです。
動画制作者、編集者、漫画動画関係者、クリエイターなどの発信を見て、自然な形で関わっていく。
無理に売り込むのではなく、存在を知ってもらうことが大切です。

SNSは確かにチャンスを広げてくれますが、信用できる相手かどうかを見極める目も必要です。
便利な時代だからこそ、慎重さも武器になります。

戦略3|引き出しの多さを武器にして仕事の幅を広げる

3つ目の戦略として語られていたのが、どんな要望にも応えられる引き出しの多さを持つことです。

これはフリーでやる人ほど大事な考え方です。
大手事務所に所属している場合は、「この人はこういう声」というブランディングがはっきりしているほうが使いやすいこともあります。ですが、宅録やフリーランスの世界では事情が違います。

だからこそ、自分の軸を持ちながら、幅も持つこと が重要になります。

たとえば、渋めのナレーション、熱い煽り、落ち着いた説明、バラエティ調、シリアス寄り、雰囲気寄せ。
こうした読みの幅がある人は、それだけで現場から重宝されやすくなります。

YouTube声優 ヤシロこーいちさんと畑耕平さんの話でも、現場では「この人みたいな雰囲気で読めますか」「もう少しこういう方向でできますか」といった要望が来ることがあると語られていました。
このとき、「できません」で終わる人より、「やってみます」「この方向なら出せます」と応えられる人のほうが強いのは当然です。

特に印象的なのは、年齢を重ねた人には若い人にない武器があるという視点です。
社会人経験がある人は、職場で色々な人を見てきています。
営業がうまい人、説明が上手な人、威圧感のある人、頼れる先輩、気弱な人、明るく場を回す人。
そうした人物像の蓄積は、演技の引き出しになります。

結果として、「この人ならいろいろ対応してくれる」「提案もしてくれる」と思ってもらえるようになる。
それが、指名される理由になります。

まとめ

20代後半や30代から声優を目指す場合、若い人と同じ土俵で王道ルートだけに絞ると、どうしても苦しくなります。
ですが、宅録、YouTube漫画動画、ナレーション、SNS発信といった現代的なルートを使えば、違う形でチャンスを作ることができます。

そのために必要なのは、次の3つです。

戦略内容
① オーディション頼みをやめる養成所や事務所オーディションだけに依存せず、ボイスサンプルや実績で判断してもらう
② SNS×宅録で指名される導線を作るXやYouTubeなどで声を発信し、宅録環境と組み合わせて仕事につなげる
③ 引き出しの多さを持つナレーション・演技・雰囲気寄せなど幅広い表現ができるようにする

社会人として積み上げてきた経験、人を見てきた時間、仕事で培った信用、人生の中で触れてきた感情。
それらは全部、若い人にはまだない武器です。

「もう遅い」と思ったところから、何を捨て、どう戦うか。
そこを切り替えられた人から、声の仕事の可能性は開いていくのではないでしょうか。

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