
「ナレーションがなぜかセリフっぽくなる」
「説明パートになると急に棒読みになる」
YouTube声優を目指している人の多くが、一度はぶつかる壁ではないでしょうか。
感情を乗せると芝居になりすぎてしまうし、
抑えると今度は無機質な読みになってしまいます。
この悩みというのは、実は“読み方の立ち位置”がズレていることが原因です。
結論から言うと、ナレーションは第三者として読むものではありません。
「今その場にいる自分が状況を説明している」状態で読むことが大切です。
マインドナレーションとは?

第三者ナレーションと何が違う?
第三者ナレーションは、あくまで外側から出来事を説明する読み方であり、
感情を抑えた客観的な情報伝達が中心になります。
一方でマインドナレーションは、
状況を説明しながらも「その場にいる自分」の視点が含まれており、
出来事への小さな感情や心の動きが自然に混ざるのが特徴です。
感情は「2〜3割」がちょうどいい理由
マインドナレーションは、セリフのように強く芝居をする必要はありません。
かといって感情を完全にゼロにしてしまうと、映像の温度まで下がってしまいます。
大切なのは、やりすぎず、しかし無機質にもならない“少しだけ心を乗せる”バランスです。
ヤシロこーいち流|マインドナレーションのやり方

マインドナレーションのポイントはシンプルです。
第三者として語るのではなく、“今その場にいる自分”で状況を説明すること。
ここからは、再現できる形でその手順を解説していきます。
| 手順 | ポイント | 具体例 | 意識すること |
|---|---|---|---|
| ① 今、目の前で起きていることを実況する | 状況をそのまま説明する | 運ばれてきた/匂いがする/見た目が想像以上だ | 第三者ではなく「その場にいる自分」が見ている感覚で語る |
| ② 気持ちを一言だけ添える | 感情を少量だけ混ぜる | 正直勇気いる/嫌な予感がする/でも食べ切るのが流儀だ | 感情は主役にしない。“少しだけ”が基本 |
| ③ セリフとナレーションを役割分担する | 機能を分ける | セリフ=会話として整理/ナレーション=視聴者に説明(自分視点) | セリフ調と説明調を混ぜない。スイッチを明確に |
| ④ セリフ調にしすぎないラインを決める | 感情量をコントロール | 感情は2〜3割で止める/叫びや泣きはセリフ側に寄せる | ナレーションは“心ゼロ”でも“芝居過多”でもない中間を保つ |
「セリフ→ナレ→セリフ」の切り替えテクニック
切り替えのコツは「相手がいる時=会話」「情報を渡す時=ナレ」
たとえば、「日本ではなかなか見ないよね」は、目の前の相手に話しかけている感覚なので会話として処理します。
一方で「ヨーロッパでは人気」といった内容は、視聴者に事実を伝える説明パートなのでナレーションとして読む。
このように、“誰に向かって話しているのか”を明確にするだけで、セリフとナレーションは自然に整理されます。
被らせない読み方
セリフとナレーションを被らせないためには、
読み方そのものを変えるのではなく、“語り口のスイッチ”を作ることが重要です。
語尾の処理、間の取り方、息の使い方を意識的に変えることで、
同じ声でも役割の違いがはっきりし、自然にセリフとナレーションを切り替えられるようになります。
まとめ|YouTube声優のナレーションは「〇〇視点の説明」で上手くなる!
YouTube声優のナレーションを自然に、そして魅力的に聞かせるための鍵は、
“第三者”として読むのではなく、「その場にいる自分視点」で説明することにあります。
これがマインドナレーションの本質です。
さらに大切なのは、セリフとナレーションの役割を整理すること。
会話は会話として、説明は説明として、語り口を切り替える。この意識だけで、聞きやすさは大きく変わります。
そして、物語の魅力を引き出す“ギャップ”は、演出だけでなく声でも作れます。
温度差、間、息づかい――声のコントロール次第で、映像は何倍にも映えます。
「読む」から「伝わる」へ。
自分視点で説明する意識を持つことが、YouTube声優として一段階上達するための近道です。
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