🎙️ はじめに
宅録声優を目指す人にとって、最初にぶつかる壁――
・どんな環境で録ればいいの?
・防音室って必要なの?
今回は、ヒューマンバグ大学などで活躍する声優・ヤシロさんと畑さんが、
実際に使っている自宅の収録ブースをリアルに公開!

それぞれの環境の違いや、機材選びのポイント、コスパの考え方まで、
宅録を始めたい人にとって“現実的なヒント”が詰まった内容です。
🎙️ 宅録声優にとって“収録環境”がすべて
まず2人が強調していたのがこちら。

「宅録をやりたいけど、どこで録ったらいいか分からない人が本当に多い」
「最初から完璧じゃなくてOK。自分に合った環境を探すことが大事」
宅録の世界では「どんな声を録るか」よりも「どんな環境で録るか」が結果を左右します。
とはいえ、いきなり高額なブースを買う必要はありません。

2人の環境を見れば、ステップアップの道筋が見えてきます。
🧱 ヤシロさんの宅録ブース:段ボール製でもプロ品質!

ヤシロさんが使っているのは、なんと段ボール素材の簡易防音室。
購入価格は約10万円で、3年以上使用中とのこと。
🔧 使用環境のポイント
- 住まいはマンションの角部屋(コンクリート構造で防音性あり)
- 防音というより「声の広がりを抑える」目的で使用
- 吸音剤は1万円前後
- マイク:約3〜4万円
- オーディオインターフェイス:約2万5,000円
- 合計費用(PC含まず):約30万円
「段ボールだけど10デシベルくらいは音を抑えられる。
防音よりも“こもらない声”を録るための空間づくりが大事。」
また、ディスプレイを2台設置し、片方で台本、もう片方で録音ソフト(Cubase)を操作するなど、効率的な収録環境を整えています。

お子さんの描いた似顔絵を飾るなど、モチベーションを保つ工夫も印象的でした!

🔊 畑さんの宅録ブース:ヤマハ製1.5畳の本格派

続いて畑さんのブースは、YAMAHA「おとレン(音レント)」の1.5畳タイプ。
中古で購入し、かなり本格的な設備です。
💡 使用環境のポイント
- ブース:中古で約35万円(新品だと100万円前後)
- マイク:ノイマン TLM103(約17万円)
- 吸音材(静かパネル・ロンドンルームキットなど):合計10万円前後
- インターフェイス:約3〜4万円
- その他香りグッズやドリンクホルダーなど快適アイテムも導入
- 総額:約66万円(PC除く)/PC込みで約100万円
「高いけど、ちゃんと録れる。
普通のマンションでもテレビ仕事レベルの音質が出せてます。」
ブース内にはiPadを壁に固定して台本を表示。

手ぶらで収録できる設計がとても参考になります。
💰 宅録環境のコスト比較
| 項目 | ヤシロさん | 畑さん |
|---|---|---|
| ブース | 段ボール製(約10万円) | YAMAHA防音室(中古35万円) |
| マイク | 約3〜4万円 | 約17万円(ノイマンTLM103) |
| 吸音材 | 約1万円 | 約10万円 |
| インターフェイス | 約2.5万円 | 約3〜4万円 |
| 合計(PC除く) | 約30万円 | 約66万円 |
畑さんいわく「うどん屋を始めるより全然安い」
宅録を本気で“事業”として考えるなら、
国の低金利制度(日本政策金融公庫など)を活用するのもおすすめ。
🧩 宅録で失敗しやすいポイントと対策
2人が共通して話していたのは「機材の相性」と「環境差」。
- ポップガードは布タイプと金属タイプで相性が違う
- マイクも声質によって合う・合わないがある
- ノートPCはファン音が入るため、できればデスクトップ推奨
- 部屋の構造によって反響や外音の入り方が違う
「同じ機材でも“自分の部屋”によって音が変わる。
まずは録って、聞いて、調整する。その繰り返し。」
畑さんも「最初はウォークインクローゼットで録っていた」と話しており、

完璧な環境よりも“試行錯誤”が大事というメッセージが伝わります。
🎧 今ある環境で“ベストを出す”のが宅録の第一歩
動画の最後で畑さんが語った印象的な言葉:
「現状、この環境でテレビ仕事もアニメも宅録でやってます。
まずは“今あるものでやる”ことが大事です。」
宅録声優として活動していく中で、
「音質を上げたい」「単価を上げたい」と思った時に、少しずつ環境をアップグレードしていく。
その成長の過程こそ、宅録の醍醐味です。
🔍 まとめ|宅録声優のブースづくりに“正解”はない

宅録ブースは高ければいいというものではありません。
大切なのは「自分の声と生活環境に合った空間を作ること」。
| まずは… | 次のステップ |
|---|---|
| 段ボールやクローゼットで試す | 吸音材や簡易ブースを導入 |
| 録音して聞き返す | 相性のいいマイクにアップグレード |
| 音質が安定してきたら | 本格ブースを検討 |
あなたの部屋の“最適解”を見つけるまでの過程が、
宅録声優としての経験値になります。
「完璧な環境じゃなくても始めていい」
「試行錯誤の先に、自分だけの“最高の声”が見えてくる」
あなたの声で「価値を生む」最初の一歩。
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